1. Under the Stars
2. 43rd Sunset
3. Star Crossing
4. The Seventh Planet
5. Just Like the Grown-ups
6. 月の色の輪
7. Eyriesii
8. Your Steps Will Call Me
9. Because It is She
星の王子さま。読む人の心を、あっちへ連れて行ったり、こっちへ連れて来たり。
何を感じればいいのか、はっきりとわからないまま、王子さまといっしょに、渡り鳥に乗って、旅に出る。
物語が終わりを迎え、ふと自分自身をふり返ってみると、揺さぶられた心が不思議と整頓されていたことに気づく。
弾かれた弦が、静かに元の場所に戻っていくように。
そして、ああ、自分の心は、こんなにもきれいになることができたんだ、と思う。
本アルバムは、そんな「星の王子さま」の読書体験を、美しい音楽で味わうことができる傑作だ。
まずは、身をゆだねてみる。一曲ごとに、あっちへ連れて行かれたり、こっちへ連れて来られたり。
波にさらわれたり、たゆたったり。
聴き終えてしばらくすると、不思議と心に何の渇きもなくなってしまっていることに気づく。
「きみがぼくに飲ませてくれた水は、音楽みたいだった」
と王子さまは「僕」にいう。
まさにそんな、音楽たち。
飲み干すように、ご堪能あれ。
苫野 一徳(哲学者)
”ひとりで奏でる音楽は、ふたりが揃うと宇宙になる。”
リリー・フランキー
”本アルバムは、「星の王子さま」の読書体験を美しい音楽で味わうことのできる傑作だ。”
苫野 一徳(哲学者)
”「EYRIE」と「星の王子さま」
詳しくは知らないのに、なんてぴったりなモチーフと思ってしまう自分の浅はかさ。
でも大丈夫。
言葉のない音楽を受けとめるのは聴き手の想像力であって、音が鳴ると無意識に妄想が始まります。
しかも、物語を音で具現化する演奏力と構築美は半端ないですから、安心してください。
音楽を聴いているのに、不安になって、何かを心配したりもしちゃいます。
でも朝と夜を越えていく中で、曲と一緒に自分も進んでいきます。
アルバムが終わりに向かう頃、寂しさを覚えました。音楽を聴いて初めての経験でした。
単体で聴いたら曲と演奏の格好良さの方が際立つかもしれません。
でも全てが繋がって聴こえた時に本領を発揮するアルバムだと思います。
皆さんも目に見えないものから大切なものを見つけてください。”
佐藤征史(くるり)
「Eyriesii(エイリーシー)」リリースに寄せて
”全ての曲が精巧な設計図の如く作られています。それを丁寧に繊細且つ大胆なパフォーマンスによって躍動感が加わります。ピアニストが 2 人でなければ成立しないメロディとカウンターラインが同時進行で、場合によっては主客転倒になるのが最大の魅力です。リスナーが主客をチョイス出来るというのは新鮮です。僕はピアノの弾くベースラインにやられてしまいました。これを3人だけで、このままライブで再現出来るのも凄いことです。”
村田陽一(トロンボーン奏者、作編曲家、音楽プロデューサー)
”圧倒的な演奏力なんて言葉では言い表せない、凄く広い世界観を持ったアルバム。
なんだろう。本当に直感的なんだが、『強い風に吹かれながら、遠くを見つめて聴きたいアルバム』。
それくらいドラマチック。”
FROGMAN(映像作家)
”ピアノって、鍵盤楽器って、こんなに面白いことができるのかというくらい魅力的なリズム、メロディ、ハーモニーと豊かな感情が溢れた一枚。
重なりあう音の粒にどんどん惹きこまれました。
素晴らしいアルバム、リリースおめでとうございます!”
片木希依(jizue)
”研ぎ澄まされた技巧。綿密に作り込まれた楽曲構成・アレンジ。これらは一聴すれば誰もが感じる事で圧倒もされます。EYRIEの音楽の本質へと繋がる大事な要素だと思いますが、それらは僕の表面的な感想に過ぎません。
デビューアルバム「Eyriesii(エイリーシー)」を聴いて感じたEYRIEの音楽の本質とは楽曲の持つストーリー性や色彩感にこそあると思います。
それらはコンテンポラリージャズ、ポストロック、クラシックなど様々なバックグラウンドやルーツからの影響によって大きく裏付けられていると言えます。
ピアニスト2人で奏でるからこそ浮かび上がってくる瑛子さん、Rinaさんそれぞれのタッチ・音色の違い。拓音くんのクリアーなドラムサウンド。「Eyriesii」はそんな3人の個性が混ざり合ったバンドサウンドの深みもまた魅力の1枚だと感じました。
最後になりましたが僕自身がInterfmリスナーなのもあり前身グループ時代から存在は知ってたのでEYRIEの番組「Early Birds Music」のゲストとして僕が出演させて貰った事は感激でした。その際に感じた彼女ら(彼ら)の大らかな人間性もまた魅力の一つと言えるでしょう。さらなる活躍・飛躍を楽しみにしてます!
P.S. 2022.9.8 渋谷WWWでのEYRIEの公演を見て、ここに記した事は全て確信へと変わりました。”
岸本亮(JABBERLOOP、fox capture plan、POLYPLUS)
”EYRIEの音楽はさまざまな情景を連れてくる。
だからどこへでも行ける気持ちになる。”
亀田誠治(音楽プロデューサー、ベーシスト)
11/3 thu Osaka, Shangri-La
https://eyrie.jp/live/221103/
11/6 sun Nagoya, ell FITS ALL
https://eyrie.jp/live/221106/
11/26 sat Tokyo, Daikanyama UNIT
https://eyrie.jp/live/221126/